簡裁訴訟代理等能力認定考査 絶対合格!! – 司法試験-司法書士試験-行政書士試験とエトセトラBLOG

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簡裁訴訟代理等能力認定考査 未分類

簡裁訴訟代理等能力認定考査 絶対合格!!

投稿日:2017年3月29日 更新日:

 

 

簡裁訴訟代理等能力認定考査に1回で絶対合格するには?

簡裁訴訟代理等能力認定考査について,1回で絶対合格するには,どうすればよいか。答えは,予備校を利用するのがベストです。

 

司法書士試験は,本当に難しい。世間一般の方々には,司法書士試験が超難関でることは余り知られていないのが現実です。出願者数に対する実際の受験者数の受験率ベースで見ると,100人受験して,約4人しか合格しない試験であります。200人の受験生が一つの教室で試験を受けたとしましょう。その中で,たったの8人くらいしか合格できないのです。

 

しかも,1年たったの1回しか行われない試験であります。その教室の残り192名の受験生は,また来年に受験しなければ,合格を手にできません。その来年もまた,合格率約4%の試験に挑まなければならないのです。出願者ベースで合格率を見ると,約3%となる,厳しい試験であります。それどころか3%未満の年度もあります。

 

超難関試験の司法書士試験合格者が,どうして簡裁訴訟代理等能力認定考査に不合格となってしまうのか?

それでは,かかる超難関試験を見事合格した者が,何故に,簡裁訴訟代理等能力認定考査に不合格となってしまうのか。

 

第一の要因 超難関試験に合格したことからくる慢心

それは,超難関試験に合格したことからくる慢心が,第一の最大要因であります。簡裁訴訟代理等能力認定考査を極めて甘くみているのです。簡裁訴訟代理等能力認定考査の合格率は2017年度までは高い時で7,8割,低い時で6割りくらい。これだったら,あの超難関司法書士試験に合格した自分が,落ちるわけがない,決してない,と勝手な思い込みをしてしまうことが,この不合格の最大要因なのです。

そして、2018年度の簡裁訴訟代理等能力認定考査では、その合格率が60%弱からさらに43.1%まで落ち込みました。ここに至ってはもはや、司法書士試験という難関試験に合格したことで慢心している場合ではない、という現状を認めざるを得ないでしょう。

 

第二の要因 自分の合格年度の同期しか受験していないと,勝手に思い込むこと

第二の要因は,前年不合格となった者が,次年度,再度,簡裁訴訟代理等能力認定考査に挑戦してくる現実を知らないことです。あるいは,前々年度,不合格となった者が受験してくる現実を知らないことです(あるいは意識していないことです)。自分の合格年度の同期しか受験していないと,勝手に思い込むことがまた更に,不合格の危険性を高めていくのです。

 

実際,ある年度の簡裁訴訟代理等能力認定考査の合格者の顔ぶれを見ると,その約半数近くが,前年,前々年度の,あるいは数年前の不合格者がリベンジして合格しているのです(あくまで,個人的な推測です。)。また,そもそも,司法書士試験合格後,数年して初めて簡裁訴訟代理等能力認定考査を受ける者も少なからずあります。このような受験状況が,司法書士試験直近合格者の約6割(2018年度の場合)が,この試験に落ちることを裏付けているのです。

 

このような受験状況においては,試験対策を立ててしっかりと勉強しなければ,簡裁訴訟代理等能力認定考査合格は,危ういものとなってしまうでしょう。

 

簡裁訴訟代理等認定考査なんて,独学で合格して当たり前という空気は,特別研修受講生の中にも結構あります。独学で合格すれば,自慢になると思っている人も中にはいるのかも知れません。つい数年前までは巷で簡単簡単と言われていた試験であるから,そう信じてしまうのも無理がないかもしれません。

確かに、独学のみで認定考査に合格されている方もいらっしゃると思います。

しかし,直近司法書士試験合格者の約6割(2018年度の場合)が落ちる試験であること,前年,前々年,あるいは数年前の司法書士試験合格者が,直近合格者に交じって簡裁訴訟代理等能力認定考査を受験してくる現実は,しっかりと見据えなければ大変な事になるでしょう。

 

私は、独学のみの試験勉強は薦めません。予備校利用がベストであると考えます。しかも、特別研修が始まる前にひととおり予備校の講義・学習を完了しておくのがよいと考えています。

 

 

まとめ 司法書士試験の受験時代のように試験対策を入念に積み上げ,気持ちを引き締めて勉強する

簡裁訴訟代理等能力認定考査に合格するのには,気持ちを割り切って,司法書士試験の受験時代のように試験対策を入念に積み上げ,気持ちを引き締めて,しっかりと勉強することをお勧めします。予備校を利用するのもしないのもご自分の結果に対する責任です。ただ,予備校を利用するのが一番安全で,しかも,効率がよいことはこれもまた事実でしょう。

 

いずれにせよ,簡裁訴訟代理等能力認定考査を甘くみずに,司法書士試験の受験生時代のように本気で試験対策を練られることをお勧めします。そして,独学でも,予備校でも,必死に勉強されることを強くお勧めします。                  以  上

 




以下は,認定考査に予備校利用をお考えになっている閲覧者様への記事です。予備校利用の予定がない閲覧者様は,読み飛ばしなさってください。
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司法書士試験の最終合格発表後は,研修が目白押し

ところで,司法書士試験の最終合格発表後は,研修が目白押しです。

腰を据えて認定考査の勉強をする時間が案外確保できないのが現実です。

司法書士試験の最終合格発表後の比較的時間の余裕のある時期から,認定考査のための勉強を開始するのがベストです。

時間に余裕があれば,精神的にかなりリラックスして勉強に打ち込むことができます。

 

特別研修が終了してから,3月上旬ころになって,ようやく腰を据えて試験勉強に専念しようと思っても,精神的に焦って勉強が空回りし,かえって要件事実の理解,習得が遅くなるとも限りません。

どうせ勉強をするなら,精神的に余裕をもってじっくりと取り組める,できるだけ早い時期に認定考査の勉強をスムースに開始されるのがよいでしょう。

 

伊藤塾の簡裁訴訟代理等能力認定考査向けの講座

そこで今回,伊藤塾の簡裁訴訟代理等能力認定考査へ向けての講座について触れて見たいと思います。

 

 

伊藤塾には,簡裁訴訟代理等能力認定考査へ向けて次の講座があります。

・インプット講座である 「認定考査対策講座」
・アウトプット講座である「答案作成力養成編」
・アウトプット講座である「過去問解析編」
・アウトプット講座である「模擬演習編」

の四つの講座です。開催場所 東京校ライブ教室通学 東京(渋谷)校、  WEB(通信)

 

もし伊藤塾を利用するのであれば全講座を受講するのがベストです。

上記各講座を段階的に学んでいけば,要件事実の初心者でもスムースに実力を向上できるからです。各講座の連携による相乗効果が期待できます。

 

そして,もし伊藤塾を利用するのであれば,できるだけ早い時期にスタートをするのがベターです。

なぜなら,同じ受講料を支払うのであれば,できるたけ早い時期からWEB配信期間内において繰り返し,繰り返し,何回も,何回も視聴を繰り返すのがお得だからです。

しかも,特別研修が始まるまでにWEB配信の視聴を繰り返した上,テキストを熟読し,要件事実を実際に手で書き,大方の過去問を潰しておけば,特別研修を極めて有意義なものとすることができるからです

 

講座を受講するか否か迷いに迷った挙句の果てに,特別研修が終了してから,3月上旬ころになって,ようやく講座を申し込んだのでは,WEB配信を視聴する期間がそれだけ,早くから受講している人よりも短いことになってしまいます。

 

特別研修が終了してから,3月上旬ころになって,ようやく講座を申し込んだ段階では,既に模擬演習編のみ残して,すべての講座を一回り以上回して講座の大半を視聴,習得してしまっている受講生もいるくらいで,かような勤勉な受講生に後れをとることになります。(ただ,それでも,必死に勉強して認定考査を合格する方は結構いらっしゃると思います。)

 

特別研修を終了してから予備校の講座を申し込む方もおられるでしょうが,できれば早い時期から講座を申し込んで何回もWEB視聴し繰り返し,要件事実の手書き練習も多く行い,過去問もWEB視聴含みで潰しておくのがベターです。

 

伊藤塾の講座を早期から受講すれば,特別研修の開始ころには,過去問解析講座の視聴までの大方を完了することができると思います。

ここまで準備して特別研修に臨めば,特別研修の内容をより効率的に習得できるのではないでしょうか。

 

かりに伊藤塾の講座の受講を既に心に決めているのであれば,

受講料の「もと」をしっかりととり,加えて特別研修をより実り多きものにするために早い時期からの講座受講をお勧めします。

 

インプット講座である「認定考査対策講座」

使用教材は,『認定司法書士への道 要件事実最速攻略法 第3版』 (蛭町 浩著・弘文堂)です。

この本は,「訴訟物と請求の趣旨一覧」など,試験直前に即座に確認できる事項の記載があるなど有用な内容のテキストとなっています。

また,受験生が苦手とする評価根拠事実や評価障害事実などの具体的な記載内容が掲記されており,要件事実の理解,習得に大いに助けとなります。

初めて要件事実の勉強をされる方にとって,かかる有用なテキストの内容を口頭によりさらに分かり易く,そして急所を押えて説明してくれるのが,このインプット講座である 「認定考査対策講座」です。

この認定考査対策講座による口頭説明とテキストの熟読が,要件事実の理解,知識の定着に有用です。

認定考査対策講座はインターネット配信がありますので,受講可能期間中に何度でも視聴することができます。テキストの熟読と講座視聴の繰り返しが,要件事実のさらなる理解と知識の定着に役立ちます。

また,認定考査対策講座は,要件事実だけでなく,簡裁訴訟代理等関係業務の業務範囲,業務規制についても触れてくれます。案外とっつきにくい試験範囲にも,要領よい口頭による分かり易い説明が理解に役立ちます。

 

アウトプット講座である「答案作成力養成編」

アウトプット講座である「答案作成力養成編」は,要件事実を自ら手で書いていくことを主眼とする講座です。

具体的には,「訴訟物」「請求の趣旨」「請求原因」「抗弁」の要件事実を自らの手で書いていきます。

司法書士試験の記述式では頭ではわかっていても,実際に答案として形にしていくこととの間には,おおきな違いがあります。

要件事実についても,記述式と同じことが言えます。
実際に要件事実を書こうとすると全く手が動かない現実があります。
やはり,実際に手で要件事実を書く練習を積んでおく必要があります。

 

その際には,まず単純化された事例の具体的事実に要件事実を当てはめて,実際に手で書いていく練習,作業が必要です。
ドリルを解くように,要件事実を繰り返し書く練習をする必要があります。

答案作成力養成編は,要件事実を繰り返し書く練習に有用です。
そして,講師による分かり易い,勘所をおさえた講義が,要件事実の理解と知識の定着に役立ちます。

 

受講生がついつい間違いやすいところなど,急所をおさえた同講義を何度も視聴し,手書き練習を積むことは,認定考査合格にとって有益な試験勉強となるでしょう。

 

アウトプット講座である「過去問解析編」

司法書士試験でも,簡裁訴訟代理等能力認定考査でも,過去問を潰すことは,合格のための必須の要件です。

第1回から直近までの認定考査の過去問を潰すことは,結構,大変です。
過去問数も既に相当な量にのぼっていると言っても過言ではありません。

認定考査合格には,長文の問題文から要件事実に必要な事実を拾い上げて読んでいかなければなりません。

問題文には,要件事実としては不要な事実も多く記載されています。これを要件事実に必要な事実とそうでない事実とに振り分けていく能力が要求されます。

そして,問題文には細かい指示が記載されていますので,その指示に従って答案を作成する能力も要求されます。
加えて司法書士倫理,業務規制,業務範囲などの理解も試されます。

こうしたことから過去問潰しもやはり,自分自身で解くだけでなく,講師による分かり易い説明を聴くことが,要件事実等のさらなる理解とその知識の定着に役立つと言えるのではないでしょうか。

 

アウトプット講座である「模擬演習編」

過去問潰しでも,最終的には時間を計って厳密に解く必要があります。

過去問の長文の問題文も要件事実的観点から,何度も何度も味わうように読み込んで訓練しておく必要があります。すなわち,Xの言い分,Yの言い分を味わうように読み込んでおく必要があります。
これにより,過去問には,慣れが生じます。

 

むしろ,慣れが生じてしまうくらい,答えを記憶してしまうくらい過去問を繰り返し解く必要があります。実際にペンを使って手書きによってです。

 

ただ,認定考査の本番は,初見の問題です。
どうしても,初見の問題に対応する能力をも事前に培っておく必要があります。

そのためには,新作問題で実際に時間を計って,初見の問題を厳密に解く練習が有用です。
そこで,模擬演習編の出題予想も兼ねた「新作問題」を解くことが,初見の問題を厳密に解く練習に有用と言えるのではないでしょうか。

 

「模擬演習編」ではさらに「新作問題」とは別に、自習用として2問の「重要問題」が提供され自習の便宜が図られています。これにより,少しでも多くの論点に当たることができます。※解説講義は新作問題についてのみ行われます。「重要問題」については自宅学習用の利用となっています。
※「ライブ質問回」があります。ただし,ライブ講義のみ質問回があります。Web配信はありません。Web受講の方も,ご参加いただけます。

 

 

以上の伊藤塾の講座に関する説明は私個人の説明であって,伊藤塾の公式のものではありません。ですから記載内容に誤りがありえますので,ご了承ください。

 

詳しい正確な内容に関しましては,伊藤塾の公式ホームページにてご確認ください。

↓   ↓ここをクリックすると伊藤塾の公式ホームページに移動できます。

 

以下に、歯に衣着せず私見を述べさせていただきます。

特別研修の開始前における受講生の準備の程度

特別研修の開始前に、要件事実の基本書を一切読んできていない特別研修受講生が結構の数いるように思われます。

特別研修が開始されてから同時並行的に要件事実に関する基本書を読み始める特別研修受講生が、結構の数見受けられるように思われます。

しかも、この同時並行的にといっても、一冊しっかりと基本書を読み込むのではなく、つまみ食い的に、お茶を濁す程度にさらっと数ページに目を通すだけ。

最悪の場合には、特別研修を終えてから何とか重い腰をあげてテキスト、基本書を読み出す、それまでは本当にほとんど要件事実の本を読んでいない、このような受講生もいたのではないかと思われます。

このような状況ですから、特別研修受講生間の起案の話し合いにおいても、極めて的外れな発言を連発する者がかなりの数いるように思われます。

泳ぎを知らない者が、海の中にいきなり大勢飛び込んで、お互いに泳ぎの仕方を議論し合っているような状態です。

不毛の域にまで達していると思わざるを得ないような状況です。

 

これでは本人訴訟をされている訴訟当事者からみても、唖然とする状況ではないでしょうか。

難関国家資格たる司法書士試験に合格したことからくる慢心が、根拠のない万能感を醸成し、裸の王様状態になっていることに目隠しをしてしまっているのではないでしょうか。

このような有様ですから、実は、本人訴訟の域にすら達していないで、特別研修を終えている特別研修受講生すらいると思われます。

 

本人訴訟の訴訟当事者に対して、裁判官が困惑に満ちた表情で

「弁護士を付けたほうがよろしいのではないでしょうか。次回期日までに、弁護士さんを頼んでみてはいかがですか。」と、

開廷中の法廷で言うことがあるが、

このような本人訴訟の訴訟当事者レベルの実力で特別研修を終えてしまっている特別研修受講生も結構な数存在するものと思われる。

 

 

2017年度までの合格率の高さは、本来、試験に落ちても仕方のない受験者を、合格率の帳尻合わせのために、敢えて調整的に合格させていた結果だと私には思えてなりません。

2018年度の認定考査においては、今迄の「甘い」試験政策を改めたものと思われます。
厳しい言い方をすると、それでも10%くらいはなお調整的に加算して合格させているのではないか、このような思いを私は禁じ得ません。

 

これからは、認定考査の試験当日の、あの名物的な「ゆるい」雰囲気は、見られなくなるかもしれません。

 

特別研修開始前における、十分な準備の必要性

100時間研修を有意義ある時間にするためには、しっかりとした要件事実の予習の勉強が必要です。

泳ぎを知らない者が海の中にいきなり大勢飛び込んで、お互いに泳ぎの仕方を議論し合っているような状況は不毛です。

 

特別研修は手抜きをしようと思えば、手抜きをできます。

司法書士試験の受験勉強の時には、受験用テキストは使い込んで「よれよれ」にすらなっていたものを、これとは対照的に特別研修においては、模擬裁判の当日にいたっても、研修テキストが新品の本そのものと見間違えるほどの「ぴかぴか」な使用感のない状態で、そのような研修テキスト(記録)を持って模擬裁判に臨む、こういった特別研修受講生もなかにはいるようです。

かかる特別研修受講生は、「記録」の読み込みも浅く、事案の事実も正確に拾っていない傾向にあります。

そのような特別研修受講生にかぎって、挑戦的な物言いや的外れな発言を連発し、研修を遮り、しっかりと準備をして研鑽を積んできた特別研修受講生の足を引っ張り、有意義であるべき特別研修を台無しにします。

100時間研修を是非とも有意義なものとするには、特別研修開始前にしっかりと勉強をして準備をしておくことが必要であると思います。

特別研修開始前に、定評ある要件事実のテキスト一冊くらいは最低限読み込んでおく必要がある。

これは最低限の準備であると思います。

 

私としては、予備校利用がベストであると考えます。

しかも、特別研修が始まる前にひととおり予備校の講義・学習を完了しておくのがよいと考えています。(*)

私は独学のみの勉強を薦めません。

ただし、予備校の授業を聴いているだけでは合格しません。

主体的にテキストを読み込む、要件事実を手で書く、過去問、模擬試験の問題を実際に手で書いて解く、といった自学を実践してください。

(*)予備校を利用するにしても、定評ある要件事実テキスト、及び司法書士倫理・業務関連テキスト(司法書士 簡裁訴訟代理等関係業務の手引 日本加除出版)の読み込みは絶対に必要です。

 

 

 

 

 


 

以下は、余談です。
チューター司法書士にも、講師弁護士にもその準備の程度、実力には「ばらつき」があります。そのため、研修中にある事項につき誤りであると指摘したそのチューター司法書士や講師弁護士の指摘自体が、逆に誤りであるということもあります。

他方、弁護士も司法書士も、依頼者との関係上「知りませんでした。」とは中々いえないものであり、彼らが専門家としての面子でごはんを食べている、このことを心得ている特別研修受講生もいます。

ですから、弁護士、司法書士の面子を潰さないために、研修中のチューター司法書士や講師弁護士の発言の誤りについては、これを特別研修受講生が逐一指摘することは差し控えている場合もあります。(*注1)

 

結局、ごくわずかな偶々気付きのある特別研修受講生からは、チューター司法書士や講師弁護士の面子を潰さないために、研修中において一々それら誤りを指摘することは差し控えられる一方、その他方で多くの特別研修受験生がチューター司法書士や講師弁護士の誤った発言を正しいものと勘違いしたままそのまま特別研修を終えてしまう、こういったこともあり得ます。

それも一因となって特別研修受講生が簡裁訴訟代理等能力認定考査に不合格となったり、又は実務に出て失敗することがあるかも知れません。

しかしながら、「特別研修でそのように教わったから・・。」といった同人の弁解は、認定考査はもとより実務においても通用しません。

「すべての結果は自己責任である」と結論付けられます。

 

したがって、

自ら正確な情報をしっかりと取得吸収する心構えが、実務に出てからはもとより特別研修受講の段階から求められる

と言えます。

 

(*注1) 稀に講師弁護士に意見する特別研修受講生もいるようですが、残念ながら、その特別研修受講生の指摘自体が的外れであり、それはどこの法律事務所にいっても「あなた一体何をいっているの?」となるような発言であったりします(*注a)

これは要件事実のテキスト一冊さえも、まともに読み込んでいない特別研修受講生にありがちな光景です。

チューター司法書士や講師弁護士が誤ったことを教授しても、しっかりと勉強してきた特別研修受講生は、寧ろ、已むにやまれぬその思いから誤りを指摘する特別な場合を除いて、大抵は沈黙を保っている、このような傾向にあります。

それは、本職の面子を潰すことになるのが忍びなく後味が悪いからなのでしょう。(ただし、本職の誤りに気付く特別研修受講生は限られており、15名ひとクラスにして1名いるかいないか、あるいは、ふたクラス合計30名にして1名いるかいないかくらいでしょう。)

 

(*注a) 司法書士試験に合格はしたが、「民事訴訟法」、「要件事実」に関する学者、裁判官、弁護士実務家の著した基本書などは一冊も読んだことがない。

民事訴訟法などは受験用の予備校テキストだけしか読んだことがない。

これが、特別研修受講生の大半であろうと思われます。

それにもかかわらず、司法書士試験に合格したことに有頂天となり、天下をとったような気分になっている特別研修受講生がいます。

このような特別研修受講生は基本がなっていないのに、基本を押さえることなく、自分では気の利いたことをいっているような気分になっているのではないでしょうか。
つまり、裁判官、弁護士が聞いたら唖然とするような発言を連発する特別研修受講生がいるということです。

基本がなっていないのに、その先があろうはずもありません。

他方、チューター司法書士も司法書士試験合格後、受験時代の予備校本テキストの実力の域をでておらず、ほとんど成長らしい成長をしていないものもいます。

目の前で繰り広げられている特別研修受講生の議論が支離滅裂であるのに、顔を赤くしてただ押し黙っている。

目の前で繰り広げられている特別研修受講生の議論のどこがどう支離滅裂なのかすらも、まったく分かっていないチューター司法書士もなかにはいるようです。民事訴訟法の本格的な基本書の一冊すら読んだことがないからこうなるのでしょう。

 

このようなチューター司法書士は自身の反面教師として、特別研修受講生は、学者(裁判官・弁護士出身、又はその他著名な学者)、裁判官、弁護士実務家等の要件事実、民事訴訟法の基本書を読んだら、基本をしっかりと理解し、その基本を身につけるようにしなければなりません。
これが第一歩でしょう。

この基本ができていない段階から、「基本」をこねくり回し、いじくり回して、挙句の果てにはこれを曲解する。これでは、何ための特別研修かわかりません。

テキストを少しかじったくらいの段階ですぐさま「破」・「離」をやろうとする

「守・破・離」の「守」がお粗末であるのに、「破」・「離」をやろうとする。

 

これは、基本が疎かであるのにその自覚に欠ける特別研修受講生が、自分の頭がいいことを他の特別研修受講生に見せつけようとする承認欲求が強すぎるあまり生じてしまうことなのでしょう。

このような特別研修受講生のなかには、その挙句の果て、自身は訴訟代理人の役回りであるのに、裁判官役の特別研修受講生の判決評議にまで加わって自己の意見、反論、弁解を述べてしまうものもいるようです。

これでは訴訟代理人が裁判官室に乗り込んで、裁判官の評議にケチをつける、これと一緒で、全くもって考えられない事態です。

 

このような行為に及んでしまうのも、難関試験である司法書士試験に合格したことによる慢心が原因でしょう。

司法書士試験に合格しても、自分を見失わないことが大切であると思います。

 

最後に一言。

「破」「離」に至る前に、先ずもって「守」を実践すべき。

これが基本でしょう(*注b)

 

(*注b)実務で議論の固まっている要件事実については、そもそも学者と違って論文を書かない実務家においては、「破」・「離」もない。

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