絶対的幸福感と相対的幸福感 – 司法試験-司法書士試験-行政書士試験とエトセトラBLOG

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絶対的幸福感と相対的幸福感

投稿日:2017年3月28日 更新日:

 

相対的的幸福と絶対的幸福,あなたはどちらの幸福を選びますか。
他者との比較において,自己肯定感を増していくのか,それとも,他者との比較なしに,自己の価値基準によって自己の幸福感を増していくのか。

 

国家資格試験は,いろいろな動機により,受験されるものでしょう。国家資格試験に合格して,自己肯定感を満足させたい。お金を稼ぎたい。人のために貢献したい。複数の動機があるかもしれません。

 

ただ,一つ言えることは,国家資格試験に合格しようとも,不合格となろうとも,幸福感を感ずるのは,自己の事物状況に対する自己の捉え方次第であるということです。

 

自分が何に対して,幸福を感ずるかは,その人の自由なのでありますから,不合格であっても幸福を感ずることはごく自然にできるはずですし,これは試験から逃げたということではありません。

 

例えば,お金を稼ぐという基準から幸福感を見れば,国家資格試験に不合格となってから,起業されて,自分が目指した国家資格試験合格者の数倍もお金を稼いでる人もいます。

 

家族をもつことに幸福感を感ずるのであれば,国家資格試験の勉強を続けて合格したが,家族を持つ機会を逃してしまったと思って悲嘆にくれている人よりも,実際,家族を持ち,毎日,家族の団欒を楽しんでいる人の方がその幸福感は大きいでしょう。

 

人間にとっての幸福とは,あらゆる面で感ずることができるのであって,これでなければならなという一定の基準に固められたものではないと思います。

 

はっきり申し上げます。国家資格試験の合格,不合格ごときで,人生を幸福に生きる権利を放棄しないでください。世間の人,いや,世界の人が,どこかの誰かが国家資格試験に合格したからと言って,それを聞いたところで,「あっ,そう」これで終わりです。一瞬で終わりです。

 

国家資格試験に合格したからと言ったって,それはその合格した人にとっての幸福感であり,あなた,その他の誰にとっても,何の関係もないことです。

 

資格試験は人生の選択肢の一つであって,絶対の価値基準ではありません。

試験勉強を始めた人でも,他への方向転換は人生の選択肢の一つ。

合格していままで見えなかったものが見える・気付くこともあれば,その他方で、合格したがためにいままで見えていたものが見えなくなってしまう・気付かなくなってしまうこともあります(これは大きな損失です)。

人それぞれの人生であって,他人のことを気にする必要はありません。

当然のことですが,試験勉強を続けるのも続けないのも,その人の自由です。

 

他方,国家資格試験にチャレンジすることが,自分にとっての自己価値観の向上に繋がるのであれば,挑戦することも,その人にとっての幸福追求の仕方でしょう。

 

人生における山登りを楽しむのも大いに価値があります。合格したときの喜びは,そこへ至る道程が厳しければ厳しいほど,大きいものです。合格は,その人にとっての人生におけるある一つの大きな分岐点となることが多いでしょう。その位置に到達しなければ感ずることのできない,物事の局面を垣間見れることもあるでしょう。

 

国家資格の多くは,名称独占のみならず,業務独占が認められています。国家資格がなければ,業務を行うことが出来ません。国家資格を得れば,自己の専門的知識を活かして,報酬を得ることができるのが最大の魅力でしょう。会社の法務部に属し,いかに業務に精通していても,報酬を得て第三者からの依頼を受けて,例えば,弁護士業務,司法書士業務を行うことは出来ません。

 

いずれにせよ,自分にとっての幸福については,どこに焦点を定めフォーカスするかによって感じ方が変わります。人は,人それぞれの価値観で焦点を定め,それにより幸福を感じていけば,いいのではないでしょうか。

 

 

私たちは,私たち,それぞれの価値観によって,幸福を感ずる生き物,人間であります。
国家資格試験は,受験勉強を始めのも続けるのも,その人にとっての幸福追及の形であり,始めないのも方向転換をするのも,その人の幸福追求の形であって,どちらもその人が,よりよく幸福を感じられる生き方であるかどうかが,大事なポイントであろうと思われます。

 

 

 




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